社会人になったらスーツで出勤するのが一般的。
一昔前までは、そんな風潮が根付いていましたが、最近ではインターネットが普及し、ウェブ関連や、ECサイト運営会社など、ベンチャー企業が増加する傾向にあるので、昔よりは私服勤務の方が増えてきたのではないかと思います。
僕の職場はアパレルECサイトを運営する会社なので、私服勤務です。社員やアルバイト、派遣の方も、全員私服で出勤し、そのまま働き、帰宅します。
オフィスカジュアルではなく、基本どんな格好でもOKです。
格好にもよりますが、スーツに比べると、そこまでシワや汚れを気にしなくてもいいし、とにかく動きやすい。制服に着替える手間もないし、一度私服勤務に慣れてしまうと、なかなか抜け出せないって人も多いと思います。僕は完全にそのうちの1人な訳ですが。
その日の気分で働く時の服を自由に決められるし、とにかく快適な私服勤務。
とても快適なんですが・・その反面、毎日着ていく服を選ばなければならないので、それが面倒に思うときもあります。そして、やはり快適なんですが・・その反面、時として私服勤務は残酷な一面も持ち合わせていたりもするんです・・。
毎朝着ていく服を選ぶのが不自由に感じることも
スーツ姿で勤務だったら、朝の着替えにそこまで極端に時間を取られることはないです。
セットアップスーツと時計やカバンと靴とベルトは決まっているので、シャツとネクタイを選べば終わりです。秋冬のコートも毎日同じって人が多いです。こだわる人はネクタイピンや靴下やハンカチなど、細かいところにも配慮するけど、やはりそこまで時間を取られることはないはずです。
制服勤務の場合は、多少コーディネートに失敗したとしても、職場の行きと帰りしかその服を着ないので、仕事後なんかに特に何か用がなければ、例え服から少しくらい生乾きの匂いがしたって、そんなに致命傷になりません。
でも、私服勤務はそうも行かない。
ファッションに全く興味もないし、人目なんか全く気にしないって人は、何も不自由な思いをしていないでしょう。でも、そうではない人もたくさんいます。そういう人達は、朝、鏡の前で服と格闘している場合があります。
今日何着ていこうかな・・と。
服の着回しが上手な人は、そこを難なくクリアしているんですが、如何せん毎日ですからね。やはり、たまに着ていく服が決まらなくてイライラすることがあるようです。
その日履いていく靴下がなかなか決まらなくて遅刻した女の子もいます。ファッションに興味がない人には理解出来ないかもしれませんが、その日の自分のファッションに納得がいかないと、気分が下がって、仕事のパフォーマンスも低下する可能性があるので、遅刻してまで靴下を選ぶ価値はあると僕は思います。もちろん、遅れた分の仕事量を取り戻すこと前提ですが。
まぁ仕事に着ていく服なんて気にしないってのが一番なんですが、なかなかそうも行かないのです。特に若い子は。
僕も度々仕事に着ていく服を迷うので、この「出勤前に服を選ぶ時間」が非常に勿体無いと思うときが多々あります。
センスが丸分かり
私服勤務の一番厄介なところはこれかもしれません。
良くも悪くも、その人のセンスが浮き彫りになってしまうんです。だって仕事の日は毎日私服なんだもの。そりゃそうだ。
センスとは、何もそこ(職場)で着ている服だけを見て判断されるものではありません。
オシャレセンスがある人の私服は、仕事用の適当な服装もオシャレなんです。TPOに合った服装の程よい力の抜き加減だったり。逆に、ダサい人は、適当な服もダサいし、そういう人は、たまにオシャレをして来ても、やっぱりダサいんです。
適当な服の着こなし方や、それを着てる雰囲気で、オシャレ度は見抜かれたりするものです。
また、ダサいと思われたくないからって、仕事着を毎日ビッシリ決めて来るのもセンスがないです。そういう人の私服は、やはりあまりセンスがないです。仕事後に何か用事がある場合や、月に数回、今日はたまたまそんな気分って感じなら、仕事にお気にの服をビシっと着こなして来て良いと思います。
この様に、センスが浮き彫りになってしまうんですが、そのせいでマイナスな印象を持たれて損をしてしまうこともあるんですよね。着ている服からも、その人の内面が多少なりとも読み取れますし。
特に女の人はファッションにうるさい人が多いですからね。まぁ僕はそこがまた面白くて良いと思うんですが。。
まぁ人目なんか気にしないってのが一番ですよね。やはり、ファッションが好きってことは、楽しいけど、不自由な面もあるってことですね。
私服勤務は、自分のスタイルを崩さず快適に働ける反面、面倒なこともあります。
私服勤務の職場を検討なさってる方の参考にでもなれば幸いです。