ファッションは自分を輝かせるための手段。
オシャレをすると気分が上がる。けど、それだけで様々なことが円滑に進むというわけではない。
様々なことが円滑に進むよう活力を得るためにオシャレをする。
オシャレをした先に、目的がある。何か目的があるから、オシャレをする。けど、その目的は、ただオシャレをしただけでは達成出来ない。
稀に、『オシャレだと思われたい』という目的でオシャレをする人がいるけど、これはファッションの本質を理解していない証拠。オシャレだと思われることで自信がつき、その自信を活力に、何か新しいことに踏み出せばいいのに、その成長の機会を自らで閉ざしてしまっている。
こんな、”ただオシャレなだけの人”には、なんの魅力もない。
ただオシャレをするのではなく、何か目的を持ってオシャレをして、魅力的な人生を送る。これが、ファッションを楽しむ最大の利点だと思う。
オシャレをすることを目的にしない
オシャレは、手段であって目的ではない。これが理解出来ている人と、そうでない人とでは、同じようにオシャレに見えたとしても、それぞれの人生に大きな差が生じる。
考えてみて欲しい。オシャレをするだけで、その人が輝き、人生が円滑に進むのであれば、オシャレさえすれば世の中の人は、大小はあるかもしれないけれど、みんな成功者になれるということになる。
こんなバカなことはない。
これは、恋愛についても同じことが言える。
よく、『女子ウケするファッション』なんて言葉がある。意味はそのまま、女子が好む男性のファッション。
女子からモテなくて悩んでいる男性は、一度は女子ウケファッションについて調べたことがあるのではないだろうか。そして、その中の一定数の男子は、実際に女子ウケファッションをコーディネートしたことがあると思う。
さて、その女子ウケファッションをコーディネートした男子の中で、実際に女子からモテるようになった男子はどれくらいいるのだろうか。
あくまでも僕の勝手な推測だけど、おそらく、限りなくゼロに近いんじゃないかと思う。
だってさ、女子ウケファッションを着るだけで女の子からモテモテになれる訳ないじゃん。
女の人はそんなに単純?違うでしょ。その逆。女の人は、男ほど単純じゃない。
仮に、女子ウケファッションを着て、「オシャレ」だとは思われたとしても、それだけで「魅力的な人」だと思われることなんて絶対にない。
これが、冒頭でお話した、『オシャレをすること』を目的としたコーディネートの例。
オシャレ(女子ウケファッション)をすることにより自信がつき、魅力的な人だと思われるように努力し、結果女子からモテることが目的なのですよ。
でも、ファッションの本質を理解していない人は、目的をもっと手前に置いてしまう。要は、オシャレ(女子ウケファッション)をすれば、女の子からモテると思ってしまっている。
だ か ら モ テ な い ん で す よ !
女子ウケファッションを調べて実際にコーディネートして、そのお陰で女の子からモテるようになったという人も中にはいるでしょう。こういう人は、女子ウケファッションをしたことで女の子からオシャレだと思われるようになり、それが自信につながり、何かしら自分をアプローチしたり魅力的になるための行動や努力をした結果、モテるようになったんだと思う。
要は、モテるためには内面が大事。
外見を磨くのもいいけど、それ以上に内面も磨かなきゃダメ。その内面を磨くために自分を後押ししてくれるのがファッション。これがファッションの本質。
そもそも、モテる人ってのは、女子ウケファッションなんてしなくったってモテますからね。
もっと言うと、全然オシャレじゃなくてもモテる人もいます。なぜなら、外見ではなく、その人の内面に魅力があるから。
それがズルいことだと思う?もしそうなら、あなたは一生モテる人にはなれないでしょう。
よく、雑誌やネットで、女子ウケファッションや女子からモテるコーディネートなんて記事が多数存在するけど、それは女性が好むファッションという意味合いでは正しい情報です。だけど、その女子が好むファッションを着ているだけではモテる男にはなれないということを肝に銘じること。
そもそも、そういった情報は、モテなくて悩んでる人をターゲットにした、ビジネスが優先した情報だと思う。「この服を買えば自分もモテるかもしれない」そういう欲求を突いたビジネス。もちろん、良心的な情報も存在するんだろうけど・・。
ファッションは、手段であって目的ではないということを、恋愛を例にして説明したけど、これは人生に置ける様々な場面できっと役立つ術だと思う。
ビジネスマンにしたってそう。スーツ姿が格好良くビシっと決まっているだけで、営業成績が上がるなんてことはない。
オシャレをしたその先にある目的に向かって、成長するよう心掛けましょう。そうすれば、きっとあなたの人生は魅力的なものになるはずです。