過去のファッションの失敗に囚われてしまっている人はどれくらいいるだろうか。
ファッションが好きな人は、比較的若い頃から自分で服を買いに行き、自分のセンスで自分の服装をコーディネートしていたと思います。
早ければ中学生くらいからでしょうか?高校生や大学生くらいから、周りの友人の影響を受けて、ファッションに関心を抱き、オシャレに目覚める人もいるでしょう。
もちろん、社会人になって、お金に余裕が出来たからという人もいると思います。
でも、やはり大人になってもファッションが好きという人は、10代後半くらいまでの若いうちからファッションに対する思い入れが強かった人がほとんどだと思います。ファッションで心を動かされたり、ファッションを活力にしていたり。ファッションで楽しい思いをした経験があったり。
みんなそれぞれ、その時の自身の感性や時代背景のファッションを心から楽しんでいたことでしょう。
どんなに歳を重ねてもファッションが好きという思いは若い頃から変わらず、相変わらず、休日はショッピングに出かけたり、時間がある時はネットで服を物色したり。そういう人も多いことでしょう。それは素敵なことだと思います。
そういう方たちは、きっと心からファッションを楽しんで来られて、そしてこれからも同じように、ファッションを楽しんで行くことでしょう。
でも、本当はずっとファッションを楽しみたい、オシャレになりたいという強い思いがあったにも関わらず、不本意ながら途中で断念してしまった方もいることでしょう。
きっとそういう方は、過去のファッションの失敗が、トラウマになってしまっているのだと思います。
もし、この記事を読んでいるあなたが、今の自身のファッションに納得が行かず、オシャレを断念してしまいそうだとしたら、ファッションの失敗に対する考え方を少しだけ変えてみて下さい。
ファッションの失敗は、オシャレに近づく為の大事な道しるべなんです。
オシャレを挫折してしまうとき
生まれつきずば抜けたオシャレセンスの持ち主には、わからない話かもしれませんが、そうでない人は、一度は「オシャレの壁」にぶつかったことがあると思います。
ファッションに興味があるけど、いまいちオシャレが分からない・・
このような悩みに直面したとき、人は自信をなくし、オシャレを挫折してしまいそうになります。いくつか具体例を挙げてみたいと思います。
ダメ出しされた経験がある
ファッションに興味を持ち、一生懸命自分なりに考えて服を買い、コーディネートしてみるも、あまり周りの反応も良くないし、最悪ダメだしを食らったり・・。
やはり人から直接意見されると、それがトラウマになり、ファッションに対して臆病になってしまうものです。
買ったけど一度もその服を着なかった経験がある
流行りの服をリサーチし、それなりの金額を出して服を買う。でも、いざ家に帰ってその服を着てみると、なんだか微妙に似合っていない・・いや、むしろダサい。そして、一度もその服を着ることはなかった。
そんな時、無駄遣いをしてしまったことに対しての罪悪感がトラウマとして自分にのしかかってしまう場合がありますよね。
着てみたら微妙だった
やはりこちらも、それなりの金額を出して服を買う。家でその服を着てみる・・でも、お店で試着したときとはなんか見え方が違う・・持っている服とも上手く合わせられない。でも、せっかく買ったんだし、とりあえずその服を着て外にでるも・・あまり似合ってなくて、おろしたての服を着ているはずなのに、気分がブルーになった。早く家に帰って着替えたい・・。
こんな時は、もう二度と服なんて買うもんか!・・と、ヤケになってしまったり。
流行りのアイテムが似合わない
頻繁に街を歩いて他人のファッションに目を配ったり、雑誌に目を通してると、昔からの定番アイテムだったり、今流行のアイテムが目に付きます。みんな自然な感じでオシャレに、それらのアイテムを着こなしている。
・・でも、自分も同じようにコーデしても、不自然で似合わない。こういう悩みに直面している人もいると思います。
こんな時、自分は元がダメだから、オシャレとは縁のない人間なんだ・・と思ってしまったりする人もいるでしょう。
でも、流行りだけがファッションないしオシャレということではありません。きっと、まだ自分に合うアイテムと出会っていないだけです。
そもそも、以上に挙げたファッションに対してのネガティブな印象は、全て「これから」オシャレになる為に通る道・・いや、通らねばならなかった道なんです。言わば、オシャレの準備段階とも言える経験という過程でしかないんです。
僕は現在、自分なりのオシャレを日々楽しんでいます。けど、そこに行き着くまでは、やはり相当な苦労や挫折を繰り返しました。
でも、今となって考えて見たら、その全てに感謝しています。
失敗は成長のもと
僕自身、自分のファッションをダメ出しされたり、高いお金を出して買った服を一度も着なかったり、買ったけど微妙で妥協して着て一日を過ごしたり、みんなが身に付けているアイテムがどうしても似合わないことがコンプレックスに感じていたり・・とにかく、ファッションに対して、今ひとつオシャレになれない自分に憤りを感じていた時期が何度もあります。
一体どれだけの時間やお金を費やしてきたことか・・。
でも、その全ては、1つたりとも無駄なことではないんです。むしろ、ラッキーなことなんです。
だって、オシャレに一歩近づくことが出来るから。
他人からダメ出しされたら、1つの意見としてとても参考になるし、似合わない服を買ってしまったら、同じ過ちをしないように、何がいけなかったのか分析したり、流行りのアイテムが似合わないなら、人とは違ったオシャレに挑戦して、個性を活かすようにしたり・・
とにかく、全てポジティブに捉えるんです。
負け惜しみでも皮肉でも無理矢理でもないです。全ては、オシャレになる為には必要な道なんです。その道を通ったということは、オシャレに一歩近づいたということです。とてもラッキーなことじゃありませんか。
何歩全身すればオシャレになれるかは分かりません。でも、オシャレセンスは一朝一夕で手に入れらるものではありません。だからこそ、たくさん失敗して、経験値を積み重ねる必要があるんです。
オシャレの失敗をネガティブに捉え、臆病になって投げ出してしまうのは勿体無いです。
「失敗」とは、ネガティブな言葉としての印象が強いですが、そんなの間違いです。「失敗」は成長のチャンスなんです。「失敗」ほど自己分析に活かせる材料はないです。
あなたがもし、いまいちオシャレが分からなくて、ファッションに悩んでいる場合、臆せずに、どんどんチャレンジして見て、そして何度も「失敗」しようじゃありませんか。
僕は「失敗」が楽しくて仕方ありません。また成長出来るチャンスが増えるのですから。